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5世紀初頭に築造されたとみられる墳丘長238メートルの全国でも第18位の規模の前方後円墳。後円部に長持型石棺を持つ竪穴式石室が2基、前方部、北造出し部、南造出し部、前方部にも埋葬施設があるようです。後円部の1基の長持型石棺が、現状保存されており見ることができます。墳丘へは古墳後円部(東側)の神社境内からアプローチできます。竪穴式石室に納められたままの状態の長持型石棺を見ることができるのは、こちらだけかも…。素晴らしい。墳丘の全体像はわかりにくいですが、北側のR309からなんとなく前方後円墳かな?と。あまり期待していなかったのですが、良いものを見せて頂きました。
一説に、あの伝説的な武内宿禰(建内宿禰)が被葬者ではと言われています。こんな凄い古墳にもかかわらず、貴重な石棺の一部を直に見ることが出来ます。この石棺は、学術的には組合せ式長持形石棺と言います。石室は竪穴式で、副葬品には碧玉製品、翡翠製品、三角縁神獣鏡など貴重な品々が多数見つかっています。加えて、武器などの器財埴輪なども多数出土しており、4世紀後半の古墳の特徴を持っていることが指摘されています。武内宿禰の墓なら、寿陵(生前に築造される陵)と考えられます。
葛城地方最大の前方後円墳 #室宮山古墳(室大墓)は古墳時代中期初頭の築造。水越峠を望むところに位置します。後円部の墳丘へは #室八幡神社 境内から登ることができます #考安天皇(国押人尊)#室秋津宮 #欠史八代(ものづくりとことだまの国 2021年8月23日)