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幻の五新鉄道で唯一観光化されている場所。ここは、架橋へ上がることはできないが吉野川向こうの架橋も見れるし、国道24号を挟んだ架橋も間近に見れる。他に国道168号線沿いに10箇所程度確認できるので終点(大塔)迄、ドライブするのも面白いかも…
明治末期に奈良県五條市から和歌山県の新宮市までの路線の建設を考え、昭和12年に工事が始ました。しかし第二次世界大戦および太平洋戦争の影響により資材不足などの理由で工事が中断しました。特に戦争中は日本全国各地で戦闘機や戦車を作るために鉄が回収されたため、この建物の上にある柵のような物の中身は鉄ではなく一部に竹が入っています。それから戦争が終わり工事再開したが、車に乗る人が急激に増え始めたため、鉄道を利用する人が減少し割に合った収入を得られないと考え工事中断。結局五新鉄道は1度も電車を走らせる事なく終止符を迎える。
五條新町通り(歴史を感じさせてくれる街並み)散策中に突然目の前に現れた鉄道遺産。街並み散策も楽しかったのですが、結局、五新線のほうが気になり(笑)メイン散策が入れ替わってしまいました。ノスタルジーに浸れ、なにか寂しさのような感覚と、よく残ってくれているなぁと感動と、なんとも言えない気分に。高架橋は丈夫そうな感じがしました。これからもずっと歴史を繋いでいってもらいたい素晴らしい鉄道遺産です。
未成線としてはかなり見応えのある高架の構造物です。五條から新宮までかなりの山奥を貫く鉄道路線になる予定でした。もし完成されていてもかつての赤字83路線廃止に選定されていたかも、でも鉄道ファンとしては残ってる部分でも観光もしくはトロッコ鉄道として活かせないものかと思います。