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国道側は茶畑になっていて私有地であるため徒歩でさえ通行してよいか迷う場所です。茶畑側に鳥居があり、そちらが正面のようですが、車で行かれる場合、社域の北側の道の杜の後ろに小さな駐車スペースがあります。そこから入る方が実質的な参拝経路になっています。
斎王が宮から伊勢の斎宮へ旅されるには、5泊6日かかったため、淡海国では3箇所、伊勢の国では2箇所で宿泊され、垂水斎王頓宮跡は唯一明確な場所として実証された所です。
斎王の頓宮。斎王とは伊勢神宮の天照大神に仕えるための未婚の女性で天皇家から選ばれる。頓宮とは京都から伊勢に向かう途中の仮の宮のこと。仮の宮なので遺跡や痕跡は残らず、文献などでおおよその位置が知られているだけだが、ここは発掘調査でその痕跡が認められたとのこと。その割にここの頓宮宮跡は宮内庁管轄ではなく文部省。。とあった。国道沿いですが、国道からだとわかりにくく、一本北側の狭い農道からアクセスする方がわかりやすいです。
あぜ道のような所から入るので通り過ぎやすいですが、曲がってしまえばすぐに到着です。足下は綺麗に整備されていましたし、森の中の静寂が別世界のようで気持ち良いところです。実際に31人の斎王さんが伊勢への旅路の途中でお泊まりになったとの事です。まだ若く遊びたいさかりのお姫様がどんな気持ちで夜を明かされたのでしょう