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「瓜裂清水」と書いて「うりわりしょうず」と読みます。近くにある端泉寺の開祖である綽如(しゃくにょ)上人にまつわる伝承が残されている湧水です。なんでも、綽如上人がここに訪れたとき、連れていた馬の蹄の跡から水が湧き出し、そこで瓜を冷やしていたら、あまりにもの水の冷たさで瓜が割れてしまったとのことです。実際に水に触れてみましたが、取り立てて冷たいわけではなく、ごく普通の湧水と変わりませんでした。近くの木陰には水琴窟があり、地中の甕の中にしたたり落ちた水が反響する音を楽しみながら涼むことができませんでした。
この清水は杉谷山(現在の前山)の庵から地方教化に出かけた綽如上人(本願寺五世・のち1390年瑞泉寺を開創)が、岩黒のこの地で休息の折に駒の蹄が突然陥没し、その跡から清水が湧き出したと伝えられています。