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私設測候所の日本第1号。岩崎弥太郎に言われてできた流れだが、自主的に、私人がこんなに国のこと、地域のことを思い作り上げたことに感動しました。
旧伏木測候所の建物を利用した気象資料館です。建物そのものが魅力的ですけど、資料館では、民間で観測を始めた経緯、現在まで続く気象観測の内容について学べます。
この資料館の前身である測候所は元来、明治初期に北前船の有力廻船問屋であった能登屋藤井能三氏が岩崎彌太郎と約束して設置した伏木港の灯台兼測候所が初代のもので伏木港のすぐ近くに有りました。その後2度移転し、明治末期に現在の地に移りました。
駅前に案内があるのでそれを参考にして向かった。特徴的である望楼は廃材を使用した最近のものではあるが下部の建物は明治後期の建築のまま。下部だけを見ればどこにでもある過去の建築物ではあるが特質すべきはこの施設がもった役割であり現在も伏木は気象学上で重要な拠点の一つ。そのため有形文化財に登録されている。祖母の話ではこの地の小学生はここまで遠足に来ているらしく地域史においても重要な場所である。望楼から伏木を見渡すことは叶わず。展示物は測候所関連のものが多い。