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江戸時代の初期、陽明学に傾注した中江藤樹。彼はもともと近江の生まれ。祖父などの縁で伊予大洲藩に出仕していましたが、陽明学を極めんと母の孝養を事由に藩主に帰郷を願うも却下。その後脱藩して近江に帰郷しました。そして近江で学問を大成させ、門人たちも数多く排した江戸期の儒学者です。藤樹書院自体は何とも残念ですが、維新後に消失。ただ彼の遺品などは辛くも救われました。いま記念館で展示されています。彼が若き日に出仕した伊予大洲藩の城内では、中江藤樹の銅像が城に向かって座しています。愛媛に行かれたら合わせてご覧になってはいかがでしょうか。記念館の観覧の先か後には、見事な中国庭園である陽明園も合わせてどうぞ。
藤樹先生の入門編として、是非お勧めしたい。企画展が定期的にあるので、繰り返し訪ねて、研究を深めることもできる。そして、何度訪ねても発見がある。
受付の方の対応がとても丁寧で、ビデオから中江藤樹先生が本当に素晴らしい方だと分かり帰りにお墓まで手を合わせに行き、これから日本や政界に影響を及ぼすであろう参政党のお力添えをお願いしてきました。
のどかな田園地帯に儒学者の崇高な人格が伺える。今、日本になくてはならない教えじゃないかなぁと思いつつ記念館を見学し、藤樹先生を忍ばせてもらいました。