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記念館の敷地内にある本格的な中国庭園です。中江藤樹が信奉していた陽明学から名をとって名付けられました。外周を歩かずともそのまま記念館と神社の敷地まで繋がっています。入り口の龍のひげが印象的です。
安曇川は江戸時代から中江藤樹先生の教えを伝え、中江藤樹の町として有名です。それゆえ、安曇川駅前に中江藤樹先生の像があります。この前の道もとうじゅのみちです。この中国庭園は、陽明学の祖と言われる、中江藤樹先生の教えに共感し敬意をもって中国から素材や専門家の方が来られて作られました。それゆえ●王陽明の像(ここがポイント)が立っています。王陽明の考え方は明治維新に影響をあたえましたので、中江藤樹神社が作られました。神社ー記念館ー庭園ー道の駅の順番で作られていきました。詳細は、記念館の学芸員の方にお聞きください。
面白そうな庭なのでちょい寄りです。車で外を周り塀を見た時、細部まで細かく造り上げられた塀が目を引きました。中には「こんな石どこにあんねん」的な石が数多く置かれていました。この石をうまく配置して中国風の庭をまとめあげています。池には凄く太った鯉が泳いでおり手を叩くと寄ってきます。中江藤樹記念館は予想通り月曜休館でした。
中国風庭園〈陽明園〉をみたくてきたのですが、壁や池の橋などはそれなりではありますが、肝心のオレンジ色の反り返り屋根の陽明亭が取り壊されていてちょっと残念でした。
高島市(旧安曇川町)と友好関係にある中国浙江省・余姚市の陽明園を模して、1992年に開園されたとのこと。しかし園の中心ともいうべき陽明亭が、30年も持たずに老朽化により解体され、再建もされないとはどういうことなんでしょう。できるだけ中国の材料を使って建造したものらしいので、再建と言っても簡単ではないのか。それとも最近の日中関係の影響か。