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伊万里湾の奥に位置する伊万里駅を出発してしばらくすると、波瀬駅辺りから伊万里湾や北松浦半島の海辺を走り、車窓からは入り組んだ海岸線と大小の島の景色を楽しむことができる。魏志倭人伝に末蘆国として登場し、後に大陸との貿易で活躍する松浦党の本拠地にして現在では鰺フライの聖地として知られる松浦市を過ぎると、江戸時代初期に鎖国されるまで中国貿易や南蛮貿易で栄えた平戸市に至る。平戸市は、元々平戸島を中心にした島々から成っていたが、2005年田平町との合併により九州本土にも市域が拡がった。
国鉄の最西端は佐世保だが、私鉄を含めるとここが最西端の駅みたい。松浦鉄道の駅。鉄道博物館が併設されていて結構昔の資料が多かった。控えめな日本最西端の駅の碑もある。観光案内の看板が詳しくて、平戸でどこに行こうかここで決めることができた。