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入場料300円「安かろう悪かろう」と言う言葉があるとおり、物足りない部分が多かったです。特に撮影禁止の物が多く、なぜこれも撮影禁止?不可解でした。一階にあるビデオ上映はわかりやすかったですが5分ぐらいだけでした。できれば美空ひばり主演の映画上映してほしかったな…
明治の作家、樋口一葉の業績とその一生を解説する台東区立の文学資料館。記念館のある竜泉は一葉の代表作「たけくらべ」の舞台で、一葉の旧居もあった地域でもある。
たけくらべの舞台となった旧吉原遊郭に近い俗称大音寺前、現在は台東区竜泉ですがその地に建てられた樋口一葉単独の記念館です。二十五歳にして夭折した才媛、一葉の作品は雅文折衷体で書かれた原文(解説付きで)の文字を追い、その簡潔軽快なリズムを味わうべきです。その日記も立派な私小説で、短い凝縮された人生の中で巡り合った和歌の師匠や半井桃水という忘れ得ぬ男性、彼女を囲む島崎藤村など文学サロンの若き文士たちが登場します。その手紙など貴重な資料が常設展示され、五月八日まで真筆特別展が開催されていて圧巻でした。お札にもなった一葉ですが案外作品を読み切った方は少ないのでは…。改めご購読をお勧めします。一般300円