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鬼の岩屋と呼ばれていた古墳と、大東亜戦争で戦地に散った旧松橋町出身の英霊を祀る慰霊碑がある。九州山地を遠望し、眼下に八代平野を見渡す。古来からの要衝の地。
封土が完全に失われ、石室のみが晒されていたという古墳である。それを封土を施し、修復保存したものである。その石室は巨石を用いた石棺系石室と言われている。また、その奥壁には刀掛けの残欠と思われる四角の突起が確認されている。そして線刻、赤色顔料が塗られているという。それで石室を厳重に保存しているのである。築造は6世紀後半から7世紀半ばごろであろう。そうそう、刀掛けと言えば晩免古墳の石棺身内部にも刀掛け状の突起がある。当該古墳は松橋を見渡すことが出来る小山の上に在る。良い眺めだぞ。